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RISE 85

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TDCホールで行われたRISE興行にいってきた。

第一試合からメインまで、興味深いカードが並ぶ興行なので、その一部始終をみようと、普段は観ない前座の試合から席についた。

そして、前座の試合も終わり、いよいよ本戦開始という時に、あやまんJAPANなるグループが登場した。
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この人たちのことは、ここで初めて知ったのだが、子供達も来ている会場で、お下劣すぎる下ネタを連発されたおかげで、試合前の高揚感を吹っ飛ばされた。

オープニングアクトがこんなのだと、純粋に試合を観にきた人たちは、一気に興ざめしてしまうだろう。

ただでさえ、地盤沈下の著しい格闘界のなかで、希望の星ともいえるのはRISE興行である。

その興行で、この人たちを出す必要は、一体どこにあるのだろうか。

興行の途中にあった代表挨拶では、格闘技界を盛り上げるための努力をすると、高らかに宣言していた。

しかし、こんなことをしていては、とてもじゃないが無理だろう。

主催者は、なにを思って、この人たちを呼んだのだろう。

客は格闘技を観にきているのだから、興行主はいいカードを組み、熱い試合を見せることに徹するべきだと思うのである。

さて、試合の話をすれば、友人である本物の男・ヨッシーこと吉本光志選手は、今回も凄まじい打ち合いを制して判定勝ちした。

一歩も引かない試合を繰り広げるヨッシーの試合は、いつも生き様を見せつけられるので、毎回感動させられる。

そして、注目の初代女王決定戦では、RENA選手がベルトを巻いた。

女子の試合を観るのは苦手だが、女同士の戦いとは思えない展開には、ある種の説得力を感じてしまった。

そして、今大会メインのヘビー級トーナメントでは、全試合KO勝ちしたシング・ジャディブ選手が制した。

高い身長を活かして、ほぼ無傷の状態で簡単に三連勝してしまう姿は、セームシュルトを彷彿とさせる。

やはり、デカイ選手は強いのである。

総括をすれば、好試合が連発した今大会は、なかなか良い興行であった。

しかし、なぜか気分は晴れない。

その原因が、あやまんJAPANにあることは、言うまでもない。

ただ、それだけが残念だ。

俺としては、純粋に、格闘技だけを観たいのである。


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