尊敬する影野先生が、自分の文体を真似た作品を送ってくださった。
思わず笑ってしまったので、公開の許可を得た上で、ここに紹介したい。
本日は、朝からカラッとした晴天。そろそろ夏物のしまい仕度と、山ほどの洗濯物を持ちコインランドリーへ。
だか、普段は開けっぴろげの入口が、今日はなぜか閉まっている。
もしや……オレの脳裏に不安が過る。
『確か、昨日は完璧軍団総長の伊東氏と会ったんだっけ!?』
昨夜、K-1会場に行き、入口から真っ先に目に付いたのは伊東総長だった。
『会場内でオレを見つけ、総長の隣の席に案内してくれたのも、完璧軍団副将格のMだったなぁ』
オレの胸中に、どんよりとした暗雲が立ち込める。
「本日、都合により休業させて頂きます 店主」
ガ~ン!!
オレは、店前で呆然と佇んだ。
『ち、違う……オレは、完璧じゃない!!』
完璧のウイルスに侵食されつつある自身を、オレは否定した。
『今日は、たまたま運が悪かっただけさ。ハハハ……まさか、オレが完璧軍団なんて……』
オレは恐ろしいものでも見たかのように、その場から逃げ出していた。
ー 焉 ー
如何でしたでしょうか?
ご本人は否定されていますが、影野先生も見事に完璧ですよね。
次回の完璧な人シリーズをお楽しみに!