いまから十三年近く前の話だが、首と腰のヘルニアがひどくなってしまい、 思うような空手ができなくなって極真会館を辞した。
竜司さんと出会ったのは、その翌年のことだったと記憶している。
しきりと入門を迫る竜司さんに、初めこそ固辞していた俺であったが、翌週には入門してしまった。
身体を張った竜司さんの生き様に惚れてしまったのである。
そして、その半年後には昇段審査を受けさせられ、黒帯を取得すると指導員を任された。
任されたといっても、実のところを言えば、いつの間にか名札を貼られていたのである。
でも、そうなれば責任感も生じる。
あれから、もう十年の年月が流れた。
教え子たちに好かれたり嫌われたりしながら、たくさんの痛い思いをさせられつつ、足繁く道場に通ってきた。
何故続けられたのかといえば、竜司さんが好きだからだ。
それ意外に特筆すべき理由はない。
そんな村上竜司塾長が、武道家生活三十周年を迎えられた。
明日開催される士道館全日本空手道選手権は、その記念大会でもある。
朝十時から夢の島体育館で開催されるので、来られる方には是非ご来場いただきたい。
(写真:三十周年記念フィギュアと村上竜司塾長)
メッセージをいただけたら、入場券をご用意致します。
皆様のご来場、お待ちしてます!
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武道家生活三十周年
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