数日前、スーパーの店内で未精算のおにぎりを食べた男が、警備員に声をかけられて逮捕されるという報道があった。
おにぎり一個で逮捕されるという事態に驚愕した方も多いと思うが、この事案の場合、窃取(厳密にいえば摂取かもしれない)したブツよりも犯行後の言い訳に問題があったと思われる。
「店を出ない限りは捕まらないと思った」
この犯人、逮捕後の調べで、こう言い放っているのである。
これは、犯意の成立や犯罪の既遂時期を逆手にとったお決まりの台詞で、多くの万引き犯が口にする定番の言い訳だ。
つまり、ポケットやバッグに未精算の商品を隠匿しても、店の外に出るまでは声をかけないという商店の姿勢を悪用したものである。
こうした理屈から、捕まった時の言い訳を考え、安易な気持ちで万引きする者はあとを絶たない。
いわば、万引きを取り巻く環境の問題はここにあるといえ、多くの常習犯や外国人窃盗団を跋扈させる大きな要因といえる。
だからこそ、未精算の商品を隠匿して自己の支配下においたところで犯意を成立させるべきで、隠匿の時点で声をかけられる世の中に変えていきたい考える。
そもそも未精算の商品を隠匿したり消費しているのに、盗むつもりはなかった言っても、誰も信用しないだろう。
こうした不条理を改善すべく、今後も様々な情報を発信して、万引き抑止に励みたいと思う。
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万引きの既遂時期について
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