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Channel: 伊東ゆう Official Blog
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傷心

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葬祭場の入口に掲げられた彼の名前を見た時から流れ始めた涙は、展示された彼の遺品や写真、そして棺の中に眠る彼の顔を拝む度に溢れた。

こんなに泣いたのは、いつ以来だろう。

悲しみから逃れるべく、呷るように酒を飲んでみても、この上ない喪失感に支配されて嗚咽が漏れる。



 
告別式では、彼の家族や親族、そして友人達と生前の彼を偲んだ。

「ゆう君のことは、いつも嬉しそうに話していたから、よく知っていました。いい友達に恵まれてよかったね、今度会わせてねって、いつも話していたんですよ。それが、こんな形で実現するなんて……」

お母さんの優しい言葉に、相棒との絆を再認識しつつ、彼を救えなかった無力な自分を恥じる。




最後の別れの時には、息子ちゃんからの手紙を納め、感謝の言葉を伝えて旅立つ彼を送り出した。

小さくなってしまった彼を前に、二人で過ごした時間の記憶を辿り、心の中に生きる彼に問いかける。

(だいちゃん、素敵な友情とたくさんの想い出をありがとう)

これからも、彼の相棒であることを誇りに頑張っていきたい。

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